株式会社 ヤマテック

企業概要

会社名

株式会社 ヤマテック

代表者名

坂田 啓

設立年月日

1989年 12月1日

事業概要

精密積層拡散接合・精密スポット溶接

住所(本社所在地)

〒190-1232
東京都西多摩郡瑞穂町長岡3-3-5

連絡先

TEL :042-557-5660
FAX: 042-557-5661
E-mail: k.ishihara@yama-tech.com

担当者名

石原 浩一郎

従業員数

15人

技術PR

既存の加工方法と組み合わせ不可能を実現します

1989年の創業以来、積層拡散接合専業の企業です。積層拡散接合は積層した材料を真空炉で加圧・加熱して接合する方法です。変形がμmオーダーと少ないため微細流路や複雑形状を持つ部品加工に最適です。

エッチング加工との組み合わせによる精密部品の製造

エッチング加工により制作された精密な薄い板を拡散接合により接合することで段差にR(アール)のない部品、水平方向に加工された部品(内部流路)の製作を可能にします。

機械加工との組み合わせでハイサイクル金型を製造

金型内部における冷却流路を自由に設計できるため製品の冷却時間を大幅にカットすることが可能です。

燃料電池セパレーターへの応用例

・切削加工ではできない複雑な流路パターンに対応
・複数製品を同時に接合するため、品質が安定
・積層により、複雑な部品形状も創出可能
・接着剤を使わないため部品の変質・変形に強い
・製造ラインのシンプル化、時間短縮を図れる
・接合面にすき間がなく、ロスのない流路を実現

応用例

食品製造用フィルターへの応用例

・材質:SUS316
・寸法:φ25×t1.5
・層構成:50μm×30層
・メッシュ寸法:φ75μm(内側)
~φ100μm(外側)のテーパー

応用例

電子部品治具への応用例

・材質:SUS304
・寸法:150×60×t1.5
・層構成:t0.4×3層+t0.3×1層

応用例

加工実績/環境への取組み

加工実績

エネルギー関連
燃料電池セパレーター、マイクロヒートシンク

IT関連蒸着
スパッタリング用マスク、電子部品の治具・パレット、インクジェットノズル

化学・バイオ関連
マイクロリアクター

環境への取り組み

主力加工設備であるホットプレス機の運転スケジュールを最適化し、電力削減に取り組んでいます。

認証・資格・受賞

ISO9001:2008 2008年4月認証取得

技術データ

主要設備型式概要(寸法など)数量など
ホットプレスIHI  炉内寸法 1,000x1,000x4002台
スポット溶接機テトラック製 TWT-7B、TP-1000A MIYACHI製 MT-5CA 他27台
二次元座標測定機DSM-7001台
顕微鏡測定機ミツトヨ製 MF型NO.3101151台
クリーンローラーレヨーン製 RY-1106S1台
クリーンルームクラス:10,0001台

設備・加工事例・測定装置

【ホットプレス 1号炉】
最大ワーク寸法 600×400×300
【ホットプレス 2号炉】
最大ワーク寸法 1000×1000×600
二次元座標測定機
二次元座標測定機
顕微鏡測定機
顕微鏡測定機
クリーンルーム
クリーンルーム

環境技術

当社は部品に必要とされる強度や精度などから加工時の圧力や加熱温度のきめ細かなコントロールを実施しています。それによって使用エネルギーの最小化と製品良品率の向上に寄与しております

特記事項

条件設計から大量生産まで
拡散接合はエッチングあるいはプレスで成形した厚さ30μm~数100μmの母材を積層し、真空炉で加圧・加熱して接合します。同じ材料でもメーカーやロットにより結果が微妙に変わります。そこで生きてくるのが長年のデータ蓄積です。
当社は使用する素材、生産する部品、そしてその部品の用途や使用環境等にきめこまかく対応した条件設計から、大量生産を実現するライン化への対応まで、お客様のニーズに即応いたします。

多彩な金属接合に挑戦!
現在ステンレス・ニッケル・銅・アルミニウムなどの接合を得意としておりますが、ステンレスとニッケル・ステンレスと銅といった異種金属の接合、crofer材をはじめとした新素材の接合等にトライしております。
お客様の「こんなことができれば・・・」という思いに技術と経験でお応えします。

ヤマテック